『路上1・2・3』ともに無事、千秋楽を迎えました!

ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。


シリーズすべてに何らかのカタチで参加させていただき、
勝也さんはじめ幾多の名優たちの演技を間近で拝見できたことは、望外の喜びでした。
優れた俳優ほど、どんな役に取り組むにせよ、
そこにいる自分自身に立ち戻っていくのだなぁ、と実感しました。


川村さんが演出する現場に身を置くたび、演劇に決まった作り方なんてないよなぁ、って思い知らされます。


『路上3』では「歌をうたうこと」がひとつの見どころで、
出演者全員で響かせたイキイキとした歌声も、蘭さんの哀切極まりない独唱も、
なんど聞いても胸をうつものがありました。


今回は1・2・3の一挙上演でしたが、最新作である3はそれまでのすべてを内包した、
まさに集大成的な上演でした。


『路上2』の見どころであった「からだ」についても、
すがぽんさんのパントマイム、柊さんのダンスが再び劇に折り重なり、あたらしく物語を彩ったのですし、
また『路上1』のテーマであった「せりふ」についてはいうまでもありません。


来年は『路上』シリーズ、いったんお休みになりますが、
打ち上げの席では、次はどんなふうに展開していこうかという話でひとしきり盛りあがりました。


もはや公演関係者の思惑を超えて、『路上』じたいがズンズン延びていくような気配です。
動きだしてしまったものは誰にも止められません。
すでに村上は次の彷徨を始めているのでしょう。


延びていく路上がいつか、あなたの立つ路上と交錯することを祈りつつ、
『路上3』稽古場ブログ、これにて閉じさせていただきます。
またお会いしましょう☆
(波田野淳紘/主宰カンパニー情報はコチラ→http://820-haniwa.com/)