ティーファクトリー稽古場ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
わたくし、820製作所という劇団で作・演出をやっております波田野淳紘と申します。
昨年の『路上』ワークショップ参加に引き続き、今年も公演のお手伝いをさせていただくことになりました。

つたないながらも稽古場の熱や狂騒、愉快なあれやこれやをレポートしてまいりますので、
どうぞよろしくお願いします。

※※※

6月某日、公演会場であるSPACE雑遊での顔合わせを経て、稽古場での読み合わせが始まりました。



ワークショップ形式だった昨年から一転して、今回の『路上2』ではあらかじめ配役が決まっており、
これから本番までの数週のあいだ、ぎゅっと濃密な稽古が展開されていくにちがいありません。


いただいた台本をめくると、なんと勝也さんは昨年と同じ『村上』という役……!
あの「村上」が帰ってくるのか? それとも新たなる「村上」か?


川村さんは読み合わせの前に、
「適度な肩の抜き方と遊び心で、演者自身が楽しみながらつくる」
ことを大事にしたいと俳優陣に伝えます。


というわけで読み合わせ。
いや、面白かったのなんの。
ダブルキャストなので二度、台本を読み合わせたのですが、二度ともめっぽう面白い。
時には役者さん自身も思わずふき出し、くすくす笑いながら、
世界が少しずつたぐり寄せられていきます。


すがぽんさんのパントマイム、柊アリスさんのダンス、小林勝也さんを筆頭にベテラン俳優陣の台詞術
、「ことば」と「からだ」の白熱したせめぎ合いが期待されます。



昨年の『路上』とくらべて、物語の与える印象はガラリと変わったように思いますが、
根底に潜む「路上」の世界観は変りません。水脈が通じ合っている感じです。

『路上2』幕があがるのが楽しみでなりません。



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