昨日、千穐楽を迎えました。

ご来場の皆様、本当にありがとうございました。
行きたかったけど、行かれなかったという方、次回公演は是非に!!
出演の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。




以下、私の日記ですので、お時間のあります方、どうぞ。


今回で稽古場スタッフ、ブロガーはとりあえず最後になります。
大学生になりますので、ね。
中学3年のとき、「クリオネ」〈神なき国の夜1〉で川村作品と手塚とおるさんに出会い、
演劇に傾倒していき、今、高校3年「ワニの涙」〈神なき国の夜3〉でまた新たな世界に漕ぎ出します。
まさに、〈神なき国の夜〉三部作で、始まり終わる高校生活でした。


今回は、学校の休みと稽古の時期ちょうど重なったこともあり、
「ワニの涙」を最初から最後まで見学することができました。
稽古の中でも、稽古以外でも、学ぶところは非常に多く、本当に濃密な時間を過ごしました。


学んだことのひとつは、当然のことではありますが、台本への向き合い方は一人ひとり全く異なるということです。ひたすら考える方、とりあえず実験してみる方、話し合う方…色々です。
でも、舞台に乗り、お客様の前に出て、化学反応が起きるのは変わりません。
初日中日楽日でも全く違うものが出るし、同じ日の昼夜でも同じものは出ない。
それが舞台の面白いところであり、切ないところだと、私は思います。


また、自分が感じたのは、自分があまりにコドモであるということです。
このことは、昨日、川村さんにも言われたことですが、稽古中、自分でも感じていたのです。
スタッフさんや俳優さんの言葉の端々から見える、大人の貫禄と、演劇に対する真っ直ぐな眼差し。
自分と皆様、大人とコドモの厚く高い壁を痛感いたしました。


収拾がつかなくなり始めますので、この辺で了とします。
この経験は、私にとって血となり肉となり骨となり皮となることでしょう。
この経験を与えてくださった方々、皆さん、本当にありがとうございました。
春からは大学で、演劇学を専攻します。新しい環境に揉まれ、ひと味もふた味も違う細野舞になります。
なりますとも。次会うときは劇場で。


最後にこんなにも拙い稽古場ブログをチェックしてくださった皆様、本当に有難うございました。
それでは、またいつの日か!!
(細野舞)